« ハロコン等 | メイン | アニメ新番組 »

2005年01月06日

日経エンタ!に安倍なつみの件

大手マスコミの中では比較的良識派、あるいは偏っていないといわれる日経の雑誌でなっちの件。
(とはいえ、まったく偏ってないわけでもないし、最近怪しいらしい。
が、思い入れはいりまくりのBUBUKAよりはまし)

概要(日経エンタテインメント新春特別号P22より)
・アイドル歌手が作詞を手がけるようになるのは自然な流れ。(印税等の理由で)
・今回の件は上記の勉強過程での事件
・影響を受けた歌詞や気に入ったフレーズをメモをして置くのは普通のこと
・少なくとも敬意を込めて独自のアレンジを加えた物についてはオリジナルと認める
・↑2点より、アーティストが作詞の過程で他の作品を参考にすることは珍しくない。
・出来たものが似すぎていないか必ずスタッフがチェック
・↑過程が甘かったということだが、これは写真集や番組企画であったことからであろう。
・日本語は基本五七調で選ぶ言葉がにやすい。
(↓×3著作権問題に詳しい伊藤真弁護士による見解)
・著作権侵害裁判の際問題となるのは、依拠してくつったか、実質的同一性があるか。
・↑より、元の作品を見ていないと証明できるか、新しい作品が独自の創作物と判断できれば侵害ではない。
・今回の件は、元の作品とよく似ているようなので侵害と判断される可能性が高い
・盗作なのかそうでないかの本質は、新たな創作物といえるかいえないかである。


さすがは、日経といいたいところです
が、ひとつ問題点がある。
・盗作部分として出されているものが、(私の判断では)盗作度合が低い作品であること
盗作事件をまとめたことで有名であり、マスコミ関係者も見たと思われる。
安倍なつみ盗作疑惑
というサイトを見れば一目瞭然な通り、
今回載っているaikoさん、安室さん、相田さんからの盗用よりも、
クリスタル・ケイさん、橘いずみさん、chibiさんから盗用のほうが激しいということがおわかりかと思います。

これが、意図的であった場合は事実を軽く見られるほうに多少なりとも歪曲したことになります。

これに関しては、編集局判断で有名な方のほうを採用したと考えられますが、
この判断そのものはTV局同様だと思われます、
しかし、TBS等ではクリスタル・ケイさんのを採用しています。
意図的でないことを祈ります。(たぶん意図的ではないと思いますが)


他に関しては、私としては特に非を打つところはありません。
本当は、記者が書いた部分がほとんど擁護みたいで記者自身の結論がないと書きたいところですが、
結論は、専門的に詳しい弁護士に仮託。
記事の主題を「パクリとオリジナルの境界線」にしていること。
このことから、つっこめないですね。
判断をつけにくい部分は専門家に任せる。記者らしいうまい手だと思いました。
ネット上ではそうはいきませんからね。
要は安倍さんについては、
新たな創作物といえるレベルではないから著作権侵害であろう
ということでよいのでしょう。

まぁ、これはもう終わったことなんですがね。

★今回の日経エンタ
は、CMギャラランキングなども載っているので、買えば?

投稿者 プロヴィデンス : 2005年01月06日 00:09

トラックバックURL:

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)